私が体験上、ヤギを飼う前にしたほうがいいと思う準備は、主にこの7つです。
- 情報収集
- 近所へのあいさつ
- 小屋・柵の準備
- エサの準備
- 首輪とリード
- 水・ミネラル
- 日常管理道具
この記事では、実際にヤギを飼ってみて分かった「やってよかったこと・失敗したこと」をまとめています。
ヤギ飼育の情報収集【初心者におススメ】
ヤギのことは、ほとんど知らなかったので、図書館でヤギの本を何冊か借りてきて読みました。
どの本にも、丁寧にヤギの飼い方が載っていましたが、
私はカラーの写真やイラスト、ヤギミルクのレシピがいっぱいの「ヤギ飼いになる」を買いました。
(買った本は、ヤギを飼い始めた友人にあげてしまい、今はもっていませんが。)
この本に載っていた「ヤギに関する問い合わせ先」を参考に、
「るり渓やぎ農園」にヤギさんの見学に行ってきました。
のどかで広々とした場所で、たくさんのヤギさんがのびのびと過ごしていました。
ヤギを飼ってみたいと話をすると、スタッフさんがいろいろと親切に教えてくれました。
ヤギミルクやヤギミルクのアイスクリームなども売っていて、
初めてたべましたが、
くせもなくすっきりしていて、とても美味しかったです。
いつか、自分でしぼってみたくなりました。
ヤギも購入できるとのことでした。
その時はまだ山に住んでいなかったので、
見学だけして帰りました。
ありがとうございました!
ご近所さんへの声掛け必須【ヤギは鳴き、そして脱走します!】
新しく迎える家族が、ご近所トラブルの原因になってしまわないように、
事前にご近所さんに一声かけておくといいかなと思います。
私も、地域の掃除の際などに、
「草とかすぐに生えて大変ですよね~。
ヤギ飼いたいなあって思っているんです。」
と、ご近所さんにそれとなく話しました。
ご近所の方々は、
昔ヤギや牛をを飼っていた家が多く、
また、現役で牛を飼っている方もいらっしゃったので、
何の問題もなく、逆にアドバイスをいろいろいただきました。
ありがたいです。

ヤギを一匹で引き取った場合、おそらく最初はとても鳴きます。
しかも声が大きいので、ご近所さんが事情を知らなければ通報されるレベルだと思います。
うちも初日は一晩中鳴いていて、私も泣きそうになりました。
家族と離されて、一匹つれてこられたんですから、
そりゃあ、不安だし寂しいですよね。
しかもまだ、生後2カ月弱の子ヤギです。
なるべく鳴かないようにと、元の飼い主さんが1週間ほど前から、
家族のヤギとは離して飼ってくれていたそうですが、
それでもやっぱり、一匹になると鳴いていました。
そばに人がいると鳴きやむので、
車で移動中は鳴かなかったのですが、
自宅に帰って小屋に入れると寂しがって鳴きました。
ヤギ小屋は、自宅の真ん前なので、
窓から声をかけたり、ラジオを鳴らしたりして、
「ここにいるよ。」と安心させましたが、
最初の1週間は、ものすごく大変でした。
群れで行動する生き物なので、私が出かけるそぶりを見せると
置いていかれる不安からか、余計に泣きます。
通路側を目隠しをして、周りの動きが見えないようにしてやるのもいいかと思います。
また、ヤギに国境はありません。
どこにでも、好きなところ(エサがあるところ)に行ってしまいます。
もちろんフェンスは作りましたが、
残念なことに、
ヤギの身体能力は、かなり高いです(汗)
ご近所さんの畑のごちそうを見つけてしまったら、大変なことになります。
(ご近所さんの畑はきちんと獣害対策をされているので、今のところの実害は我が家の畑だけですが。)
なんだかんだと臭いもしますし、ヤギを飼う前には、
ご近所さんには、一声かけておいたほうがいいと思います。
ちなみにうちは、何度か柵を壊されて脱走され、結局今は電気柵を取り付けています。
ヤギは簡単に脱走するので、柵を壊される前に電気柵をつけるのがいいかなと思います。
ヤギ小屋と柵を作りました。【3匹のこぶたは実話?】

1カ月くらいかけて、ヤギ小屋を建てました。(小屋の材料費2万くらい)
小屋の中に棚を作り、ヤギのエサとか干し草とか置けるように設計しました。
が、ヤギが棚の上に載って、
エサを勝手に食べたり、干し草を落としたりするので、
棚はないほうが良かったです。
小屋の周りには、高さ1mくらいの柵を竹とワイヤーメッシュで作りました。
が、あっという間に竹は倒れて、柵は壊れて、ヤギは脱走してしまいました。
今は単管で補強して、1.8mくらいの高さの柵になっています。
柵の近くに踏み台になるようなものを置くと
そこを足場にして柵を乗り越えてしまうので、
気を付けてください。
繋いでおける杭があると、
掃除をする時などに便利だと思います。
うちは竹をいっぱいもらったので、竹の杭を立てました。
が、あっという間に抜けました。
単管の杭のほうがいいと思います。
が、打ち込むのが大変です。
私は単管を打ち込む時、ハンマーで自分の親指をたたいてしまい骨折しました。
穴掘り道具を買ってみました。
途中で石とかにあたると掘り直しですが、そんなに力がなくても結構深く掘れます。
骨折する前に買っておけばよかったと思いました。
単管に付ける部品も、ケチってプラスチックのものを取り付けていましたが、
ハンマーでたたいたら、あっけなく割れてしまいました。
最初から金属製のものを取り付けるべきでした。
小屋の中には、
ジモティーでもらってきたパレットをひいて、干し草を入れました
昔は木のパレットが多かったのですが、最近はプラスチックが多くなってきました。
プラスチックのパレットは、そのまま使うと滑るので危険です。
気を付けてください。
干し草がない時は、もみがらを敷いています。
ちなみに、私が一生懸命作ったヤギ小屋は、
台風で吹っ飛んで壊れてしまいました(汗)
「3匹のこぶた」の話が身に沁みました。
ヤギがケガをしなくてよかったです。
あと「くい丸」ていう杭があると後で知りました。
わざわざ単管に部品つけて杭にするより、(値段的にも)こちらを使ったらよかったなあと思いました。
いろんな太さや長さがあるようです。
エサの準備【エサ代はどれくらい?】
エサの量は、体の大きさに比例します。
なので、小さなころは少しですが、
大きくなったらたくさん食べるということを、考慮する必要があります。
ヤギは、いろんな種類がいるのですが、大体が親に似ると思いますので、
どれくらいまで大きくなるかは、親ヤギを見せてもらったらいいかなと思います。
大きなヤギから生まれたヤギを飼うと、大きくなるので、
その分エサ代もかかると思った方がいいと思います。
さて、エサの内容ですが、
干し草や濃厚飼料など、いろいろなエサが売っていますが、
エサは急に変えず、新しいエサは少しずつ試すのがいいそうです。
うちにきた子は、
前の飼い主さんが山をお持ちで、
その山で、お母さんヤギや兄弟、仲間たちと一緒に、
自然に生えてる草木を食べて、
おやつとしておからや野菜くずなどをもらっていたようです。
前の飼い主さんから、今まで食べてたという「おから」を一緒にいただき、
朝晩、カップ1杯ずつあげました。もりもり食べてました。

念のため、一番刈りのチモシーも買って準備しましたが、
あまり食べずに踏んでしまい、敷き藁扱いされてました。
結構高かったので、もったいなかったです。
ひっかけるタイプのエサ入れがあったら便利かなと思いました。
まだ2カ月経っていなかったので、ヤギミルクと哺乳瓶も用意しました。
ミルクは、人肌に温めたのですが、哺乳瓶では飲まず、お皿に入れたらなめてました。
うちに来る前は、自然に生えてる草木を食べていたということですが、
まだ3月下旬で、うちの周りはほとんど草が生えていなかったので、
ご近所の日当たりのいい場所に、草を探しに散歩に行きました。
ということで、うちに来てから基本の食事は、朝夕の散歩でするようになりました。
今は、朝夕1時間ほど散歩しながらエサを食べさせ、
その後は柵の中に、配合飼料(20キロ2500円)を1カップと
草を入れて放し飼いにしています。

うちのヤギは体が大きいので、1日2カゴの草を柵の中に入れています。
ちなみに、柵の中に生えている草はなぜか食べず、
草刈り機で草を刈るハメになっています。(2度手間)
山は(冬以外は)草がいっぱいでありがたいのですが(無料)
干し草を買って与えている方は、エサ代が毎月1頭1万とか言っていました。
確かに、草だけでカロリーを取らなくてはいけないのですから、
大きければ大きいほど、食べる量も増えます。
エサの量を考えると、小さなヤギのほうがいいかなと思います。
(私はあんまり考えていませんでした。)
首輪とリード【係留飼いは、うちの子は無理でした】
エサを食べに毎日朝夕散歩に行くので、犬用の首輪とリードを使っています。
散歩に行かなくても、1ペアあったほうがいいかと思います。
今どきは、かわいいものがいっぱいありますね。
(あっという間にボロボロにしてしまいますが。)
小さなうちは、100均の犬猫用のものでも大丈夫だと思います。
うちのヤギは思ったよりも大きくなったので、
3カ月くらいから、しっかりした首輪とリードにしました。
今は大型犬用のものを使っています。
係留するためのロープも購入したのですが、
長すぎるロープはすぐ絡まってしまい、危険だと思いました。
また草の生えている場所に係留して、その場を離れると鳴くので止めました。
なので、散歩に行きヤギが草を食べている間は、
ず~~~~~~~~~~~~~~~~っと、
待つハメになっています。
雨の日も雪の日も、毎日朝夕1時間ずつくらい、ヤギが草を食べるのを待っています。
今日は(私が)トイレに行きたくなったのに、(ヤギが)帰ろうとしなくて大変でした。
リードで繋がれているのは、ヤギではなく私の方だと思いました。
水と塩(ミネラル)は必須
水はバケツにいれて用意しました。
しかし、ひっくり返します。
ひっかけれるタイプのバケツがあったらいいと思います。
塩は、牛用のミネラル入りのキューブを農協で買って、
ドリルで穴をあけて、ひもを通して吊り下げました。
1箱4つ入りで、5000円くらいでした。
でも、もともと穴が開いてるものもあるみたいですね。
結構好きみたいで、がりがりかじって食べています。
濡れると溶けてしまうので、
雨が当たらず、ヤギが舐めやすい位置につるしておくといいです。
その他【日常管理道具】
私が使っているものです。
(山で使うことを想定してのおススメです。)
・熊手 ※伸縮タイプがいい。ころころうんこも草も集めれる。
・手箕 ※ちりとりの代わりに使う。もみ殻を運んだりできる。
・ぼうき※土の上を掃くなら竹ぼうきがおすすめ。
・手袋 ※防水タイプのほうがいい。冬は防寒防水タイプがいい。
・かま ※刃がギザギザのほうがいい。
・草を刈って入れるかご ※持ちやすいので、私は買い物かごを使ってます。

